ユナイテッド航空、世界初導入のCRJ-550型機を公開 上級クラスが6割、軽食カウンターも設置

ユナイテッド航空は、10月27日より運航を開始する、CRJ-550型機をシカゴ・オヘア国際空港で公開した。

CRJ-550型機は、カナダ・ボンバルディア製のリージョナル旅客機。北米の航空会社が保有する、700機以上の老朽化した50席構成の機体の置き換えを見込んでいる。ユナイテッド航空がローンチカスタマーとして導入する。

ユナイテッドファーストを「1-2」配列で10席、エコノミープラスを「2-2」配列で20席、エコノミークラスを「2-2」配列で20席の計50席を配置。ユナイテッド航空が大型機で改修を進める新プロダクトと同様の色合いのシートを導入し、アメリカの航空会社が運航する他の50席構成の機体と比べ、全体的に足元を広く設計した。

機内持ち込み手荷物向けキャビネットを、ファーストクラス前方に1ヶ所、ファーストクラス後方に3ヶ所の計4ヶ所備えることで、乗客全員が機内にキャリーケースを持ち込むことができるようになっている。

さらにファーストクラスには、セルフサービスの軽食カウンター「リフレッシュメント・センター」も設置した。機内Wi-Fiサービスも提供する。

運航はGo Jetが担い、ユナイテッド・エクスプレスのブランドで運航する。現在Go Jetが運航しているCRJ-700型機から置き換えを進めるという。

サラ・マーフィー上級副社長は、「リージョナル機が運航する小規模な市場にも、上級会員や法人顧客からのプレミアムクラスの需要はたくさんある」と、座席数の6割をプレミアムクラスが占める理由を話した。

当初は、シカゴ/オヘア〜アレンタウン・ベントンビル・シダーラピッズ・シンシナティ・コロンバス・デモイン・グランドラピッズ・グリーンズボロ・ハリスバーグ・インディアナポリス・マディソン・オクラホマシティ・リッチモンド・セントルイス・タルサ線の15路線に投入し、その後、シカゴ、ニューヨーク/ニューアーク、ワシントン/ダレスを発着する路線にも投入していく。