外務省、スペイン・カタルーニャ州でのデモ活動に注意喚起 14日には一部デモ隊が空港を占拠

外務省海外安全ホームページ

外務省は、スペイン・カタルーニャ州で発生しているデモに関する注意喚起を行っている。

10月14日、スペイン最高裁が2017年10月にカタルーニャ州独立の是非を問う州民投票の実施に関与した、カタルーニャ州分離独立派幹部に有罪判決を下した。この判決を不服とする同州分離独立派が、同州内各地でデモや道路封鎖等の抗議活動を行い、一部のデモ隊がバルセロナ・エルプラット空港を占拠した。

外務省は、報道等から現地の最新情報を入手し、デモなどが行われている地域一帯には決して近づかないように注意喚起している。これらの場所を通りかかった場合、すぐにその場所を離れ、自らの安全確保に努めるよう渡航者に求めている。

バルセロナは、分離独立派によるデモだけでなく、昨年と比べて殺人事件は倍増、強盗事件は約30%増加している。今年には、外国政府高官がひったくり被害に遭った際に転倒し、頭部を強打して死亡する事件や、高級腕時計を奪われ負傷する事件が発生している。日本人も、ひったくり被害に遭った際に転倒し骨折する重傷を負ったり、旧市街を観光中に5~6人の集団に引きずり倒され、金品を奪われる強盗致傷事件の被害に遭っている。

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