タクシーの事前確定運賃サービス、10月1日から開始 国土交通省がルール策定

国土交通省

国土交通省は、2017年度に実施したタクシーの事前確定運賃についての実証実験結果などを踏まえ、タクシー事前確定運賃の本格運用ルールを策定した。

策定されたルールでは、配車アプリ等において、旅客が入力した乗車地点と降車地点との間の推計走行距離を基に算定した運賃に、地方運輸局が定める係数を乗じて算定する。上記の係数は、直近年度の輸送実績をもとに、曜日、時間帯(1時間ごと)ごとに定め、毎年見直しを実施する。配車アプリ等により、旅客に対して走行予定ルートを示し、タクシーの運転者は、原則、旅客に示した走行予定ルートどおりに運送を行う。事前に旅客と事業者との間で合意し、確定した運賃を支払う。

国土交通省は、一例として、月曜日の午後3時15分に東京駅から東京スカイツリーまで事前確定運賃でタクシーに乗車する場合を示している。推定走行距離を基に算定した距離制運賃に、「統一係数」を乗じて計算する。