ANAのボーイング787-10型機初号機、日本到着

全日本空輸(ANA)が発注した、ボーイング787-10型機の初号機(機体記号:JA900A)が、3月30日午後11時56分ごろ、ボーイングの工場があるアメリカ・チャールストンから羽田空港に到着した。

ANAホールディングスは、2015年3月にボーイング787-10型機を3機発注しており、シリーズの3機種すべてを運航することになる。ボーイング787-10型機はシリーズ最長胴の機種で、当初は国内線に投入する計画だったものの、中距離国際線に充てる。

座席数は、ビジネスクラス38席、プレミアムエコノミークラス21席、エコノミークラス235席の計294席。ビジネスクラスはフルフラットとなり、全席が通路に面する「ANA BUSINESS STAGGEREDシート」を配置。プレミアムエコノミークラスは「2-3-2」配列、エコノミークラスは「3-3-3」配列となる。エンジンは、ロールス・ロイス社製のTrent 1000を装備する。

商業運航は、4月26日の東京/成田〜シンガポール線のNH801便より開始する。7月1日からは、東京/成田〜バンコク線にも投入する。いずれも現在、ボーイング787-9型機で運航している便で、供給座席数は約80席増加することになる。

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