ノックエア、第三者割当増資実施 日本線乗り入れ検討

ノックエア

ノックエアは、既存株主に対する第三者割当増資を実施した。

タイ国際航空はこれを引き受けず、出資比率はこれまでの21.8%から15.94%に5.86%減少した。2004年の設立当初は39%を出資していた。タイ国際航空は、自社ブランドの格安航空会社であるタイ・スマイルも運航している。

東南アジアでは航空会社間の競争激化に加え、原油価格の変動などから収益率が低い状態は続いている。ノックエアも多額の損失を計上し、債務超過状態だった。タイの現地紙THE NATIONによると、中国やインド、日本を中心としたアジア路線を開拓する一方、収益性を重視し、コスト削減に取り組むとしている。

ノックエアは、バンコクのドンムアン空港を拠点とする、短距離線を展開するLCC。スクートとの合弁事業であるノックスクートが中長距離路線を展開しており、東京/成田・大阪/関西〜バンコク/ドンムアン線に乗り入れている。