エールフランス航空、エアバスA380型機の保有機材数半減へ

エールフランス航空(エアバスA380型機)

エールフランス航空は、エアバスA380型機の保有機材数を、2019年に5機に半減することがわかった。

Les Echosなどの報道によると、リースで導入している機材のうち2機を2019年に返却し、残り3機も後に返却する意向だという。エールフランス航空が運航する大型機のボーイング777-300ER型機に比べて運航コストが多くかかることや、エアバスA380型機の客室の改装がストライキなどの影響により遅れており、更新には多くの費用を要することなどが原因だという。

エールフランス航空のエアバスA380型機は4クラス516席、同様に4クラス制のボーイング777-300ER型機では最大322席を配置している。5機の運用を継続するのは引き取り手が見つからないことが問題だという報道もある。

エールフランス航空は、2001年6月に10機、2007年に2機のエアバスA380型機を発注し、2009年にヨーロッパの航空会社として初めて受領。当初はエアバスA380型機の導入で、年間1,200万ユーロから1,500万ユーロの運航コストの削減を見込んでいた。2機は発注をキャンセルしている。

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