関西国際空港、ターミナルビルの運用をきょう全面再開

関西エアポートは、台風21号による浸水被害の影響を受けた、関西国際空港第1ターミナル北側の運用をきょう9月21日より再開し、ターミナルビルの運用を全面再開した。

21日には、旅客便は国際線343便、国内線128便の運航予定があり、割合はおよそ99%に回復する。一方で貨物便は36便(86%)にとどまっている。運用可能スポット数は、第1ターミナルは41か所中31ヶ所にとどまる。

関西エアポートの山谷佳之代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)は、「9月21日、台風21号直撃以来17日ぶりにターミナルビルを全面再開することをご報告いたしますとともに、この日を迎えるまでに多くの皆様から頂いた多大なご支援・ご尽力に、心より感謝申し上げます。14日の第1ターミナルビル南エリア部分再開に続いて、この度、北エリアを再開することにより、関西国際空港の空港運営機能は、ほぼ全面回復いたします。ご不便をおかけしてまいりましたお客様、また関係の皆様に、災害前とほぼ同じ状態で関西国際空港をご利用いただけることに大きな喜びを感じております。また既に鉄道・バス・船の公共交通機関が通常運行を再開しており、空港アクセス機能も回復しておりますことを改めてお伝えいたしますとともに、見込みより早期での復旧をなされた関係の皆様に御礼申し上げます」とコメントした。

同日午前0時からは、タクシーと緑ナンバーのハイヤーの関西国際空港連絡橋の通行を再開したほか、貨物車両と配送事業者の車両への午前6時から午前9時までの利用自粛の要請を解除した。