日本人は世界一「通路側」の席が好き エクスペディアがフライトの国際意識調査

世界最大級の総合旅行サイト・エクスペディアの日本語サイト、エクスペディア・ジャパンは、1年以内に飛行機に乗り、かつ、ホテルに宿泊した、世界23カ国の男女18,229名を対象に、フライトに関する意識の国際比較調査を実施し、発表した。

機内の座席は「窓側派」か「通路側派」かで好みが分かれるが、日本人は半数以上の53%が「通路側派」と回答した。世界で唯一「通路側派」が半数を超えており、もっとも「通路側派」が多い結果となった。また年代別に見てみると、18歳から34歳の若い世代は「窓側派(58%)」の方が多く、35歳から49歳の中間世代はどちらも同率49%だった。一方で、50歳以上のシニア世代は「窓側派」が減少、6割が「通路側派」と回答している。

機内の窓側や真ん中の席に座っている際、どのように通路に出るか調べたところ、世界各国と比較すると、「寝ている人を起こして動いてもらう(24%) 」と回答した日本人の割合は世界最下位だった。日本人の回答でもっとも割合が多かったのは「寝ている人に背中を向けて乗り越える(38%)」だった。座席について、機内で友人・家族・恋人と隣同士になれるよう席の交渉をしたことがあるかという調査も行ったが、「ある」と回答した日本人はわずか6%にとどまり、世界でもっとも少ない結果となった。

日本人のリラックスの仕方にも特徴的な結果が出ている。機内で靴や靴下を履いたままかという質問に対し、もっとも多かった日本人の回答は「靴下を履いたまま、靴を脱ぐ(44%)」だった。また、日本人の16%が「裸足になる」と回答し、「裸足になる」割合は世界で最も多かった。「空港や機内で2杯以上のアルコール飲料を飲む」と回答した日本人は36%と、3人に1人にのぼり、世界で韓国に次いで2番目に多い結果となった。また、日本人の回答を世代別に見てみると、50歳以上の人は44%が飲むと回答している。

フライト中の過ごし方についての調査では、第1位は「寝る(77%)」、次いで2位が「テレビ・映画鑑賞(68%)」、3位が「読書(47%)」という結果になった。また、いつ座席を倒すかについては、「アナウンスが流れた後すぐに(33%)」と「寝るときのみ(33%)」が同率1位で、回答が分かれている。

また、フライトを予約する際に重要視することについて、1位に「旅程に合った出発・到着時間」、2位に「費用」がランクインしており、ともに9割以上の人が重要視していることがわかっている。

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