改善?それとも改悪? 世界最大のホテルプログラムを検証する【橋賀秀紀のフカボリ!】

マリオットのプラチナチャレンジをやった人はどうなるの?

150泊必要な最上級会員をわすか9泊で達成 プラチナチャレンジの驚異
https://www.traicy.com/20171224-fukabori

マリオットの実施するプラチナチャレンジで「なんちゃってプラチナ」になった人も少なくないと思います(筆者のその1人)。この場合、新プログラムのプラチナエリートに移行される。しかしプラチナエリートである間に年間50泊という高いハードルをクリアしないと継続することはできない。近年、SPGが一部の会員をターゲットにして、ダブルステイカウントのキャンペーンを実施したことなどもありますがあまり多くは期待できない。このため、一時的にはプラチナ会員が増加したマリオットリワードですが、いずれこうして「下駄」を履かされた会員は維持できずに脱落していく可能性が大となる。筆者も50泊はまったく達成できる見込みはないので、せめてプラチナ会員の期限が切れるまではそのベネフィットを無理のない範囲で利用したいと思っている。ちなみに現状でマリオットかSPGのゴールド会員の資格がある方なら、これからぎりぎり駆け込みでプラチナチャレンジを行うのもありだと思う。ちなみに現状ではマリオット・SPGともにプラチナチャレンジの中止は発表されていませんが、7月末の少し手前までに終了しておいたほうが無難でしょう。

なお、プラチナチャレンジについては次のサイトの情報が充実している。

Platinum Hunter
https://platinum-hunter.online/category/marriott-spg/

ポイントの積算はどうなるの?

これまでのマリオットリワードのポイント積算率を踏襲して、1ドルにつき10ポイントの加算となります(SPGは1ドルにつき2スターポイントの加算でした)。

ポイントの無料宿泊はどうなるの?

カテゴリー1(7,500ポイント)~カテゴリー7(60,000ポイント)。このほか、2019年以降について、オフピークは少ないポイントで、ピークは多いポイントが必要となる。また、カテゴリー8(85000ポイント)が新設される。キャッシュ+ポイントでの宿泊、特典で4連泊の場合、5泊目が無料といった特典は引き続き利用でき、無料宿泊対象外の日(ブラックアウト)はありません。ちなみにまだカテゴリーごとのホテルは発表されていません。しかし、2018年内にはカテゴリー7であるホテルの多くが2019年以降カテゴリー8に移行することがほぼ確実といえます。そのため、2018年内のうちに、カテゴリー7のうちでも有償の宿泊だと単価の高いホテルの特典の予約をとるというのが賢い戦略でしょう。

The huge wins in yesterday’s Marriott announcement
https://frequentmiler.boardingarea.com/2018/04/17/huge-marriott-win-spg-cat7/

ポイントのマイル交換はどうなるの?

SPGの会員の人気があるポイントのマイル交換。今回の統合で廃止されるのでは?という噂もありましたが、3ポイント→1マイルで継続となる。60000ポイントごとに15000ポイントのボーナスポイントが加算されるので、60,000ポイント→25,000マイル獲得となる。今後も期間限定でポイント購入の期間がでることが想定されますので、その機会に購入すれば格安でファーストクラス・ビジネスクラス特典航空券を入手するルートとして機能しそうとなる。

トラベルパッケージはどうなるの?

マリオットリワードのなかでも超お得な特典として知られていたトラベルパッケージについては存続が確実のようとなる。内容は変更が加えられるようですが、詳細はまだ発表されていません。この点も含めて、今回の改訂については以下の記事のマリオットリワードのヴァイス・プレジデントであるボブ・ベーレンス氏の発言が参考になる。

My take on Marriott’s big announcement
https://frequentmiler.boardingarea.com/2018/04/16/my-take-on-marriotts-big-announcement/

結論

今回の統合について端的にいえば、2018年まではプログラム統合にともない、救済措置としてかなり甘い。しかし、その後は上級会員の維持に関していえば厳しくなりそうというものとなる。上級会員をヒルトンなどほかのプログラムに移行する人も出てくるかもしれません。この手のプログラムについて共通していえることですが、我々顧客がどんなに愚痴ってもその内容は変わることはありません(例外はもちろんありますが)。であれば、新しいゲームのルールを理解して、そのルールの範囲内で自分のベネフィットを最大化することに注力するのが得策といえそうとなる。

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