ANA、特別塗装機「HELLO 2020 JET」を公開 原作者の高校生に福原愛選手からサプライズも

全日本空輸(ANA)はきょう1月28日、特別塗装機「HELLO 2020 JET」を羽田空港の同社格納庫で報道陣に公開した。

「HELLO 2020 JET」は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた特別塗装機として機体のデザインを2016年から一般公募。全786作品の中から入賞5作品を選定し、その後インターネットによる最終選考によって20,000票を超える投票の中から、最多の7,817票を獲得した神戸市の松本朝陽さんの作品が大賞に選ばれた。

機体の塗装は伊丹空港に隣接するMRO Japanで1月7日から27日までの21日間で行われ、ボーイング777-200型機(機体記号:JA741A)に、様々な競技種目のシルエットと、富士山や東京スカイツリーなど日本の代表的なシンボルが描かれている。

松本さんと「HELLO 2020 JET」。鮮やかな黄色がお気に入り。

機体のお披露目式にはデザイン原作者の松本さんが招待された。松本さんは自分がデザインした機体を見上げると、「夢のように嬉しい」と喜びをかみしめた。デザインで苦労した点を聞かれると「特別塗装機なのでシンプルすぎても目立たないし、書き込みすぎてもごちゃごちゃしてしまう。そのバランスが難しかった」と答えた。

舞台には、松本さんが「HELLO 2020 JET」就航の様子をイメージして描いたイラストを展示。現在高校1年生の松本さんの将来の夢は、デザイナーか飛行機の整備士だという。

さらに、ゲストとして卓球の福原愛選手が登場し、松本さんへのサプライズプレゼントとして福原選手のサイン入りのモデルプレーンを贈呈した。

機内では東京オリンピック・パラリンピックの各エンブレムをあしらったヘッドレストカバーやエプロンも。

「HELLO 2020 JET」はあす1月29日、東京/羽田午前8時20分発、福岡午前10時20分着のANA243便として初就航する。