外務省、インドネシア独立記念日にテロの脅威 スポット情報発出し注意呼びかけ

外務省は、インドネシア国家警察が8月10日に、8月17日の独立記念日契機としたテロの可能性に備えた警戒強化を発表していることから、テロ攻撃対象と言われている警察関連施設に極力近づかないよう注意を呼びかけるスポット情報を発出した。

インドネシアでは、2016年1月にジャカルタ中心部のサリナ・デパート付近における爆弾テロ事件、今年5月の東ジャカルタ市のバスターミナルにおける自爆テロ事件、翌6月の北スマトラ州警察本部襲撃事件や南ジャカルタ市の国家警察施設に隣接するモスクでの警察官襲撃事件といった、特に警察官や警察施設を狙ったテロ事件が相次いで発生している。インドネシア国家警察は、8月17日に、警察に対する攻撃を計画している過激派組織があるとして、警戒を強化する旨を発表している。

外務省では、8月17日前後にインドネシアに渡航、滞在する方に対し、特にテロの攻撃対象になりやすい警察関連施設には、極力近づかないよう呼びかけているほか、最新の関連情報を入手し、テロの標的となりやすい、政府・軍関係施設、外国人が多く集まる観光・リゾート施設、ビーチ、デパートや市場、公共交通機関、宗教関連行事(金曜礼拝を含む)・施設等を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場を離れるなど自らの安全確保に努めるよう呼びかけている。

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