深夜発着の利便性は? ジェットスター・ジャパンの東京/成田~上海/浦東線利用で2泊4日モデルケース【レポート】

搭乗完了後さらに時間調整を行い、ドアクローズしたのは午後10時41分。機内の放送はまず日本語と英語で行われ、その後、別の客室乗務員が中国語で行われていた。今日の飛行時間は2時間34分の予定だそうだ。出発後しばらくは順調に上海に向けて飛行しているかに思われた。ところが、離陸後1時間程が経過した頃だろうか、同じ場所で何度か旋回しているような動きを感じた。機長からの放送によれば、浦東空港空域の混雑が解消されずに航空機の進入制限がかけられており、九州上空で待機するよう指示が出ているそうだ。

数十分の待機を経て、浦東空港に到着したのは現地時刻の翌午前1時9分。離陸前や上空での待機時間があったものの、30分程度の遅れに留まったのが幸いだった。

浦東空港から上海市内までの日中の移動は地下鉄やリニアモーターカーが一般的ではあるが、いずれも日付が変わる前に運行が終わってしまう。そのため深夜に浦東空港に到着した場合は、空港泊またはタクシーか深夜運行のリムジンバスでの移動となるが、多くの乗客がタクシーを利用するためタクシー乗り場は長蛇の列だ。筆者は浦東空港近辺のホテルを予約していたが、徒歩で行くには遠すぎる場所だったため、タクシー待ちの行列に並ぶ羽目になってしまった。なお、中国のタクシーでは、通りや交差点の名前で目的地を伝えることが一般的で、ホテルなどはよほど有名な場所でない限りはわからないと言われてしまう。通りの名前などを事前にメモしておくのが賢明である。

翌朝からは時間を十分に使って上海観光を楽しめる。上海は地下鉄の路線網が発達しており、ほとんどの観光地に簡単にアクセスできる。高速鉄道を使って、街中を運河がめぐる風情ある街並みの蘇州や、中国を代表する緑茶の「龍井茶」で有名な杭州など、近隣の都市に足を運んでもいいだろう。

3日目も朝から自由に時間を使い、夜には浦東空港へ移動。復路のGK36便のチェックイン時刻は午後11時5分から午前1時15分までだが、ここで注意したいのが地下鉄の運行時間だ。浦東空港へは地下鉄2号線が通っているが、浦東空港行きの運行は午後10時頃に終了しており、それ以降は途中の广兰路(広蘭路)駅止まりとなっている。

筆者はそれを知らずに午後10時半頃に2号線に乗ってしまったために、広蘭路駅で立ち往生することになり、同じ境遇となっている中国人とタクシーを相乗りして空港に向かった。GK36便のチェックイン時間にあわせて浦東空港に向かう場合は午後11時頃まで運行しているリムジンバスを利用するのが正解だ。

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