ダラス・フォートワースから観光業関係者が来日 2020年に日本人観光客を約4倍に

10月のアメリカへの羽田空港昼間発着枠割り当ての際には、アメリカン航空は東京/羽田〜ダラス/フォートワース線の開設をアメリカ運輸省に申請。アメリカン航空のエルワン・ペリランアジア・太平洋地区副社長は、ニューヨークなど他の都市ではなくダラスを選んだ理由の一つとして、接続性が高いことを挙げた。最終的にアメリカン航空は、東京/羽田〜ロサンゼルス線のみ昼間発着枠を用いた開設が認められたものの、デルタ航空の東京/羽田〜ミネアポリス線のバックアップキャリアとなっている。アメリカン航空はアメリカ運輸省に対して、デルタ航空のミネアポリス線の発着枠割り当てに対して異議を申し立てており、今後も状況を注視したい考え。ダラス・フォートワース国際空港のショーン・ドナビューCEOも、羽田空港発着枠の次回割り当て時にはアメリカン航空に開設を働きかけるとした。

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ダラスでは、「ダラス・シティパス」を使うことで主要な人気スポットである、リユニオンタワー、ジョン・F・ケネディ大統領の最後の日を展示しているシックスフロア博物館、ジョージ・ブッシュ大統領記念図書館をまわることが可能。フォートワースでは、カウボーイの展示アトラクションであるストックヤード・アドベンチャーや、10ヶ所以上のブルワリーや蒸留酒製造所などのエンターテインメントが充実しており、多くの美術館は入場が無料となっている。五大プロスポーツチームが活動しており、テキサス・レンジャーズにはダルビッシュ有も所属している。ビジネスでも、トヨタ自動車が拠点を持つほか、フォーチュン誌トップ500の企業のうち19社が本社を設置し、全米最大のテクノロジー雇用センターとなっている。テキサス州北部には150社以上の日本企業があり、4,500億円以上の取引額を誇る貿易パートナーとなっている。

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