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青函トンネルを抜いた世界最長トンネル、スイスで開通 政府は”死者10人以下”の目標も
6月1日、スイスのゴッタルドベーストンネルの開通式典が開かれ、世界最長のトンネルが開通した。
ゴッタルド峠の下に作られたトンネルは船長57キロ、最大土被り2,300メートル。アルプス山脈を貫いたトンネルとなり、わずか17分で移動することができる。建設は17年間にも及び、建設会社のAlpTransit Gotthard Ltdは、完成したトンネルをスケジュール通りに予算通りの約2.5兆円でスイス連邦鉄道に引き渡すとしている。スイス政府は建設作業での死者を10人以下とする目標を掲げるほどの難工事だった。
ゴッタルドベーストンネルの開通で、1988年の開通以来、世界最長のトンネルだった青函トンネルは世界一の座を譲ったことになるものの、世界最長の海底トンネルであることには変わりない。
12月11日より定期運用が開始する見込みで、チューリッヒとイタリアのミラノ間は従来より約1時間短縮するほか、運転本数も増加する計画。