弘前・上高地・出雲が総額5,000円で! ウィラーの乗り放題PASSを検証する【橋賀秀紀のフカボリ!】

5,000円でこれだけまわれる!

では、「乗り放題PASS」を利用するとどれくらいお得に利用ができるのでしょうか。試しにわずか”5,000円”でどのくらい回れるのか、調べてみました。

1日目:
バスタ新宿(新宿駅南口)(19:40発) 〜車中泊〜出雲大社(神門通り)(翌09:00着)/9,300円

2日目:
松江駅(13:00発)〜広島駅新幹線口(シェラトンホテル北)(16:14着)/3,800円
広島駅南口(19:35発) 〜車中泊〜新宿駅(翌08:30着)/7,620円

3日目:
バスタ新宿(07:15発)〜上高地バスターミナル(11:59着)/6,200円
上高地バスターミナル (16:15発)〜バスタ新宿(20:57着)/6,200円

4日目:
バスタ新宿(21:40発)〜車中泊〜盛岡駅西口(翌05:05着)〜八戸駅(07:15着)〜八食センター(07:30着)/7,800円

5日目:
弘前駅城東口(20:35発)〜車中泊〜新宿駅(翌06:20着)/7,800円

2日で出雲大社と広島をまわるプラン、日帰りで上高地へ行くプラン、2日で八戸・弘前をまわるプランの3つです(一部別途費用での移動が必要)。通常これらのバス代をすべて足すと48,720円。それが5,000円で済むのですから、ほぼ9割引といえます。もちろんこれよりももっとハードな行程でよいのなら、もっとコストパフォーマンスを高めることも可能でしょう。

気をつけなくてはならないのは1日につき2便まで予約できるといっても、ウィラートラベルのバスの多くは夜行便だということ。そのため、実質的に1日1便しか利用できないケースも少なくありません。また、鉄道の継続乗車と同様に、夜行バスで2日に渡る利用でも、1日のみの利用として扱われます。しかし1日分をカウントする場合、0時をまたぐ夜行バスでは、仮に自分が乗るバス停の出発時間が0時をまわっていたとしても、バスが始発を出発する日に利用したとしてカウントされます。例えば6月1日22時40分に新宿を出発するバスに、6月2日の0時10分に横浜から乗車した場合でも、6月1日に乗車したものとなります。

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