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JR最後の急行「はまなす」、最終列車が青森駅を出発 28年間の歴史に幕
青森と札幌を結ぶJR最後の定期急行「はまなす」の最終列車がきょう21日夜、青森駅を出発した。
「はまなす」は、1988年の青函トンネル開業と同時に運行を開始。普通座席車のほか、指定席料金のみで横になれる「カーペットカー」、寝台客車などを連結し、北海道・本州間の深夜の旅客輸送の一翼を担った。2012年の急行「きたぐに」廃止以降は、JR最後の定期急行列車として運行を続けていたが、3月26日の北海道新幹線開業に伴い廃止が決まった。
青森駅では、鉄道ファンらの別れを惜しむメッセージが寄せられたボードが設置されたほか、記念ポストカードの配布などが行われた。ホーム上では、JR東日本社員によって「28年間ありがとう」と書かれた横断幕が掲げられ、記念撮影に応じていた。
「はまなす」は午後10時18分、石川さゆりの名曲「津軽海峡・冬景色」が流れるなかを、大勢の鉄道ファンに見送られて青森駅を発車。あす22日早朝には札幌駅に到着し、28年間の歴史に幕を下ろす。