航空史に新たな一歩 ユナイテッド航空、バイオ燃料で運航

ユナイテッド航空

ユナイテッド航空、バイオ燃料を使用した史上初の定期便運航を開始 資料提供:ユナイテッド航空

 ユナイテッド航空(UAL)は米国時間3月11日から、アメリカの航空会社として初めて持続可能な航空バイオ燃料を商業規模で使用した定期便の運航を開始したと発表しました。
 航空史に新たな一歩を踏み出したフライトは、ロサンゼルス発サンフランシスコ行きのUA708便。今回、航空バイオ燃料の使用がデモンストレーションフライトやテストプログラムの段階から実用化へ進んだことで、ユナイテッド航空は民間航空史に足跡を残す偉業を達成したことになります。
 ユナイテッド航空は3年間で最大1,500万ガロンの持続可能な航空バイオ燃料を購入する契約をアルトエア・パラマウント社と締結しました。ユナイテッド航空では従来の航空燃料と同様にバイオ燃料を貯蔵・給油し、ロサンゼルス空港発の通常のフライトでバイオ燃料の使用を開始しました。
 これを記念し、ユナイテッド航空ではアルトエア・パラマウントの再生可能ジェット燃料のみをロサンゼルス―サンフランシスコ線の定期便で2週間にわたって使用するほか、ロサンゼルス空港発の他のフライトでも使用する予定です。