デルタ航空整備部門のデルタ・テックオプス、ロールスロイスと次世代ジェットエンジン整備施設設置

デルタ航空の整備、修理、オーバーホール(MRO)事業を手がけるデルタ・テックオプス(Delta TechOps)は、ロールスロイス社と協力し、アトランタにあるテクニカル・オペレーション・センター内に、10万平方フィートの次世代ジェットエンジンの整備施設(エンジンショップ)を作ることを決定した。

ロールスロイス社は、同社の民間航空機用ジェットエンジン、トレントシリーズの次世代エンジンの認定整備センターとして、デルタ・テックオプスを指定。デルタ・テックオプスでは、トレントXWBとトレント7000をMRO対象エンジンに追加する。

エンジン整備施設の増設工事は2018年に開始予定で、増設エリアには、ジェットエンジンをフル稼働させて試験を行うことができるコンクリート製の堅牢なエンジン試験用施設、テストセルをはじめ、エンジンのオーバーホールに必要なあらゆる作業のためのスペースを設ける。また、エンジンブレードやローター、その他多くのエンジン部品の整備エリアの拡張も計画している。

デルタ・テックオプスは、アトランタとミネアポリスのエンジン整備施設で、年間600機以上のジェットエンジンのオーバーホールを実施。数日から1ヶ月を超える長期の整備まで、高い技術と専門性を備え、エンジンの解体、オーバーホール、組み立て、最先端の非破壊検査施設を利用してのテスト、テストセルを利用したフル出力テストなどを行っている。

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