エアバス、A350-1000のトレントXWB-97エンジンで初飛行テスト

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A350-1000向けエンジン「トレントXWB-97エンジン」で初飛行テストを実施したエアバスA380 資料提供:Airbus

 エアバスはこのほど、A350 XWBの3機種で構成されるうちのA350-1000に搭載するTrent(トレント) XWB-97エンジンを、A380に搭載して飛行テストを実施したと発表しました。

 ロールス・ロイス社製のトレントXWB-97エンジンはA380のテスト機に装備され、初飛行テストを成功裏に終えました。飛行時間は4時間14分で、最大で高度35000フィートまで上昇したほか、低速度からマッハ0.87の速度において様々なテストを行いました。なお、複合材製の主翼を備えるA350 XWBはA380と同じ巡航速度で飛行することができます。

 A350 XWBは日本の航空会社では、2013年10月に日本航空(JAL)がA350-900を18機、A350-1000を13機、オプション25機の最大56機を発注。導入は2019年から。現在使用する777の後継機としてA350 XWBに機材を置き換えます。