ロシア政府、エジプト結ぶ全便の運航停止 墜落機がテロとの関与疑いで

エジプトのシャルムエルシェイクを離陸してロシアのサンクトペテルブルグに向かっている際にエジプト東部・シナイ半島に墜落した、Kogalymavia(コガリムアビア)9268便の墜落事故で、爆発物によるテロの可能性があるとして、ロシアはエジプトを結ぶ全便の運航を停止したことがわかった。BBCなどの各メディアが報じた。

また、ヨーロッパ各国の航空会社もシャルムエルシェイクを結ぶ路線の運航停止を相次いで表明しており、シャルムエルシェイクに滞在する自国民への救出便の運航を開始した。また、事故原因が明らかになるまで、エミレーツ航空、ルフトハンザ・ドイツ航空、エールフランス航空などはシナイ半島上空の飛行を見合わせることを決めているほか、アメリカ連邦航空局(FAA)は今年3月にアメリカの航空会社に対し、26,000フィート以下の飛行を避けるように勧告している。

同便の墜落事故には、イスラム過激派組織「イスラム国」が犯行声明を発表しており、シナイ半島で勢力を拡大する「イスラム国シナイ州」と呼ばれる組織の関与が疑われていた。

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