16機格納可能 ガルーダ・インドネシア航空、国内最大の「ハンガー4」披露

ハンガー4

インドネシア国内最大の格納庫「ハンガー4」 資料提供:ガルーダ・インドネシア航空

 ガルーダ・インドネシア航空(GIA)はこのほど、同社がハブとするジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港GMF敷地内で行われた記念セレモニーにて、インドネシア国内最大の航空機整備施設「ハンガー4」を初披露しました。

ガルーダ・インドネシア航空,客室乗務員

格納庫披露セレモニーに参加したガルーダ・インドネシア航空の客室乗務員 資料提供:ガルーダ・インドネシア航空

 このハンガー4は、ガルーダ・インドネシア航空会社が進める保有機材の拡張プランに伴い、増加する単路機の格納及びメンテナンス需要
に対応すべく開設されました。ハンガー内は地球環境に配慮した設計で、自然光を最大限に取り込む屋根や熱線吸収ガラス壁を設置し、メタルハライドランプを使用すること等で省電力に努めています。

 ハンガー4は6万4,000平方メートルの整備区域と、1万7,600平方メートルの二階建てオフィスエリアによって構成されています。一度に16機の単路機を格納でき、構造修理や内装・塗装の変更など、大掛かりなメンテナンスから、軽微な整備まで幅広く対応することが可能です。また、メンテナンスのみならず、アジア太平洋地域における大きなMRO(保守・修理・点検)事業への対応が可能となります。

 ガルーダ・インドネシア航空会社は、2020年までに保有機材を241機まで拡張する予定です。

ハンガー4

「ハンガー4」の外観 資料提供:ガルーダ・インドネシア航空