クアラルンプール国際空港新ターミナルの沈下止まらず エアアジアは旧ターミナルへの移転も検討

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2014年5月にオープンしたクアラルンプール国際空港第2ターミナルの地盤が沈下しており、滑走路にひび割れが見つかっていることがわかった。マレーシアの各紙が伝えた。

同ターミナルを発着する便数が最大のエアアジアは、このまま利用していることで事態が悪化し、遅延や事故につながりかねないとしている。建設地が沼地だったことから、地盤が弱いことが原因とみられている。簡易的な措置はおこなっているものの、抜本的な解決には数年かかる見通しで、常に作業を行っている中で修繕を行うのは難しいとしている。エアアジアは、旧LCCターミナルへの移転も辞さない考えを示している。

エアアジアのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)はTwitterで、機体が曲がった写真とともに、責任ある対応を求めた。

空港会社のマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)は7月28日、「誘導路や駐機場は安全であることを保証する。国際民間航空機関(ICAO)の標準と推奨事項に基づいて、厳しい制限に準拠シており、安全認定を受けている。」との声明を発表。マレーメールオンラインでは、2016年第1四半期までに、誘導路と駐機場の修復作業を完了するとしている。

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