アシアナ航空のA320「HL7762」、広島空港でオーバーラン事故

アシアナ航空

広島空港でオーバーラン事故を起こしたアシアナ航空 © Toshio Tajiri/Flight Liner=13年11月

 アシアナ航空(AAR)のソウル(仁川)発広島行きOZ162便が14日夜、広島空港で着陸直後に滑走路から外れるオーバーラン事故を起こしました。

 事故を起こした機体はアシアナ航空(AAR)のエアバスA320型機、機体番号「HL7762」で、アシアナ航空によるとOZ162便は18時34分に仁川空港を出発し、20時5分に広島空港で着陸時に事故が発生。

 同便には乗員8名(パイロット2名・客室乗務員5名・整備士1名)と乗客73名が搭乗していました。乗客は日本国籍46名、中国国籍9名、韓国国籍8名、カナダ国籍2名、スウェーデン国籍2名、アメリカ国籍2名、フィリピン国籍1名、ロシア国籍1名、ベトナム国籍1名、シンガポール国籍1名。死傷者は出ておらず、18名が4か所の病院に搬送されたと伝えています。

 OZ162便に投入されたA320の「HL7762」は2007年8月30日製造、同年10月16日から導入を開始しました。

 広島空港はカテゴリー3(CAT3)のILS(計器着陸装置)を整備している空港で、着陸直前に機体はこのILSに接触して一部が破損しています。

 広島空港は10時現在も滑走路を閉鎖しており、航空各社は15日の広島空港発着一部便で欠航を決めています。