関西空港、冬ダイヤはロス行きなど3路線開設 日本初就航エアラインも

関西国際空港

冬ダイヤの国際定期便運航計画を発表した関西国際空港 © Toshio Tajiri/Flight Liner=12年2月

 関西国際空港は10月26日より始まる2014年国際線冬期スケジュールを取りまとめました。冬ダイヤ期間中は運航便数が過去最高になる見込みで、関西-セブ線直行便の約6年ぶりとなる路線復活や日本航空(JAL)のロサンゼルス線就航など、さらに運航便数が増加します。

 中国東方航空(CES)は10月26日より南京経由の成都線を週4便で、フィリピン航空(PAL)は12月19日よりセブ線を週4便で就航。日本の航空会社では日本航空(JAL)がボーイング787-8型機で約8年半ぶりにロサンゼルス線を開設します。

 増便は4社が実施し、中国東方航空は青島線を週4便から週7便に、チャイナエアライン(CAL)は高雄線を週7便から週12便に、キャセイパシフィック航空(CPA)は香港線を週35便から週37便に、イースター航空(ESR)はソウル線を週7便から週9便にそれぞれ輸送力を増強します。

 貨物便はチャイナエアラインがシカゴ線を、全日空(ANA)が中国・香港線をそれぞれ増便します。

 関西空港によると、今後はベトナムのLCC(格安航空会社)であるベトジェットエア(VJC)が12月30日に日本初就航、ANAが12月30日出発のホノルル線チャーター便運航、シンガポール航空(SIA)が12月30日出発のシンガポール線にエアバスA380型機を投入、JALが12月19日と翌年1月末日に毎年人気のアラスカチャーター便を運航、チャイナエアラインが12月下旬にダナンとコタキナバル行きチャーター便を運航、アシアナ航空(AAR)が翌年2月6日にパラオ行きチャーター便を運航する予定です。

 関西空港は当期中のピークを翌年3月と予測しており、週926.5便(うち旅客便は週777便)で夏・冬通して過去最高となる見込みです。