JAL、スカイワイファイの特典サービス開始へ 上級会員には無料クーポン配布

JAL,スカイワイファイ

スカイワイファイに接続したタブレット端末を手にするJALの客室乗務員=14年7月 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 日本航空(JAL)は日本の航空会社で初めて導入した国内線機内インターネットサービス「JAL SKY Wi-Fi(JALスカイワイファイ)」について、JALマイレージバンク(JMB)会員向けの特典サービスを開始すると発表しました。
 この特典は国内線のスカイワイファイが60分間無料で使える利用券が提供されるサービスで、JALマイレージバンク会員は1,200マイルで2枚の利用券に交換できます。
 加えて、国際線Wi-Fi サービス利用券への特典交換も開始し、こちらは2,000マイルで1枚。24時間使えます。特典交換受け付けは10月1日より。
 JALグループ便の利用頻度が高いJMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイア会員には60分使える「JAL SKY Wi-Fi パス」を無料で配布。提供枚数はダイヤモンド会員とプレミア会員が40枚、サファイア会員が25枚。事前申し込みが必要で、登録開始は10月1日より。申し込みや登録方法等の詳細は対象会員に案内が通知されます。
JALスカイネクスト,スカイワイファイ

スカイワイファイが搭載された国内線新仕様の「JALスカイネクスト」機内=14年5月 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 7月23日より本格導入したJALスカイワイファイは、全クラス本革シートの国内線新仕様機材「JAL SKY NEXT(JALスカイネクスト)」に取り入れた機内インターネットサービス。デルタ航空(DAL)やエア・カナダ(ACA)も採用しているgogo社の通信品質が高いKuバンドを採用しており、衛星通信を介して航空機へ30MBの回線速度を提供します。
 通常の料金は30分で税込み400円。時間制限のないフライトプランは飛行距離に応じて料金が変動し、羽田-伊丹間などの飛行距離450マイル以下の路線は500円、羽田-福岡間などの同451~650マイルの路線はスマートフォンが500円、タブレット・ノートPCが700円、羽田-那覇間などの同651マイル以上の路線はスマートフォン700円、タブレット・ノートPCは1,200円。支払いはクレジットカード決済のみに対応し、利用機器は自動判別されます。
 スカイワイファイは羽田発着の新千歳、伊丹、福岡、函館線の一部便で利用でき、今後は段階的に機材を改修して順次スカイワイファイが使える路線を拡大させます。