ルフトハンザドイツ航空、747-8に新クラス導入 羽田線はA340で

 ルフトハンザドイツ航空(DLH)はこのほど、ボーイング747-8に新プレミアムエコノミークラスを導入し、12月10日以降の全フライトで運航を開始すると発表しました。

ルフトハンザドイツ航空,新プレミアムエコノミー

12月10日より提供開始しる新プレミアムエコノミークラスのキャビン内 資料提供:ルフトハンザドイツ航空

 新プレミアムエコノミークラスのシートは機材のタイプに応じて座席幅が最大3センチ拡大。座席間に広いアームレスト、センターコンソールを設置したことにより、座席の間隔は約10センチ広げています。シートピッチは38インチ(97.5センチ)。結果、エコノミークラスより1.5倍広い座席スペースを確保しています。

 ゲームもできる座席前の専用タッチスクリーン・モニターはエコノミークラス比で2インチ以上大きい11~12インチ(28~30センチ)。リモコンはゲーム利用時にコントローラーとしても使えます。また、ボトルホルダーや電源ソケット、身の回り品等に重宝する収納スペースなど、座席周りの実用的な機能も備えます。

 新プレミアムエコノミークラスは、エコノミークラスの2倍となる1個あたり23キログラム、2個までの手荷物を無料で預けることが可能。機内では、ウェルカムドリンクでのおもてなしの後、無料のミネラルウォーターボトルや実用的な旅行用アメニティーキットを提供します。

ルフトハンザドイツ航空,新プレミアムエコノミー

新プレエコを導入するボーイング747-8型機 資料提供:ルフトハンザドイツ航空

 新クラスの予約可能な対象路線は、ルフトハンザドイツ航空が運航するフランクフルト発着のブエノスアイレス、シカゴ、香港、メキシコシティー、サンパウロ、ソウル、北京、ワシントンDC線。

 2015年1月下旬からは、エアバスA340-600型機に新プレミアムエコノミークラスを追加導入し、羽田-ミュンヘン線で運航するほか、ミュンヘン発着の香港、上海線への投入も計画しています。日本路線での新クラス予約開始時期は、6月中旬になる見込みです。

 ルフトハンザドイツ航空は、1年間で長距離路線の全機材106機に3,600座席の新プレミアムエコノミーを導入することで、年間150万人の乗客が利用できると見込んでいます。

ルフトハンザドイツ航空,新プレミアムエコノミー

日本には羽田-ミュンヘン線でプレミアムエコノミーを導入する 資料提供:ルフトハンザドイツ航空