日本とオーストリア、オープンスカイ合意 27カ国目の航空自由化

オーストリア航空

成田-ウィーン線直行便を運航しているオーストリア航空 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 国土交通省航空局は2月18日から3日間、オーストリアのウィーンで開催された日本・オーストリア航空当局間協議の結果について、首都圏空港を含むオープンスカイで合意したと発表しました。首都圏空港を含めたオープンスカイに合意した国と地域は、今回のオーストリアが27カ国・地域目となります。

 協議ではオープンスカイについて、成田空港では日本とオーストリアの両国間における輸送を相互に自由化、首都圏以外の空港では、両国間の輸送及び以遠地点への輸送を相互に自由化することで合意。また、羽田空港の深夜早朝時間帯において、日本とオーストリア双方が1日1便ずつの運航を可能とする枠組みを設定し、コードシェア枠組みについては両国の航空企業の運航柔軟性を拡大する観点から、完全自由化とすることも合意しています。

 現在日本とオーストリアを結ぶ直行便は、日本の航空会社は未就航。オーストリア航空(AUA)が全日空(ANA)のコードシェア便として成田-ウィーン線を週6便で運航しています。