AWAS、バニラ・エア向けの新造機A320をデリバリー

航空機リース会社のAWASは11月8日、ANAホールディングス(ANA HD)にA320初号機をリース機としてデリバリーすると発表しました。リースする機材はシャークレット装備の新造機A320。

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バニラ・エアの客室乗務員(CA) Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner 

このリース機はANAホールディングスが100%資本とするLCC(格安航空会社)、バニラ・エア(JW)向けの機材。リース契約した3機すべてをバニラ・エアが使用します。

AWASは2013年3月19日、ANAへ初めてリースすると発表。当時はANAがLCC(格安航空会社)向けとしてリース機を導入することを明らかにしていましたが、どのLCCにリースするのか不明でした。

バニラ・エアの前身であるエアアジア・ジャパン(WAJ)について、ANAホールディングスはエアアジア社との共同事業解消を2013年6月25日に正式発表し、これ以前にLCC向けのリース機導入を決定したことをみると、ANAホールディングスは提携解消発表前の早期に新たなLCCブランド設立を計画していた可能性も考えられます。

なお、初号機の機体番号は「JA01VA」。塗装無しの真っ白い状態で成田空港に夕方頃デリバリーされ、受領後は塗装作業のため伊丹空港に向かいます。

バニラ・エアは、12月20日より成田-那覇線と成田-台北線に就航を開始。JW801便の成田発(6:45)/那覇着(10:05)がバニラ・エアにとっての初便運航となります。

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バニラ・エアの機体塗装完成イメージ=エアバスA320型機 資料提供:バニラ・エア

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(※更新:11/10)