JALグループ、経営破綻後の撤退路線を順次再開へ あたらめて採算性を検証
JALグループは9月18日に定例記者会見を開き、経営破綻時に運休した路線のうち、準備が整った路線から順次運航を再開すると発表しました。

経営破綻後の撤退路線を順次再開する方針のJALグループ Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner
運休再開路線は、JALグループのコスト水準や各種補助に関する制度などをふまえ、あらためて各路線の採算性を検証。代替手段がない路線等の運航を再開する方針です。
運航再開の対象は地方自治体との相談もふまえ、10路線になる見込み。運航再開は2014年度以降としています。
JALグループは経営再建に向けた2010年度の便数計画策定の中で、国際線は28路線、国内線は50路線(うち8地点撤退)を運休。このうち、他社が運航していない鹿児島-岡山線などの路線を再開する見通しです。
■JALグループ 2010年4月28日に発表した運休路線
名古屋(中部)-仙台
名古屋(中部)-青森
名古屋(中部)-鹿児島
名古屋(小牧)-帯広
名古屋(小牧)-山形
名古屋(小牧)-福岡
名古屋(小牧)-長崎
名古屋(小牧)-秋田
名古屋(小牧)-松山
名古屋(小牧)-新潟
名古屋(小牧)-高知
名古屋(小牧)-熊本
札幌-山形
関西-福岡
伊丹-三沢
伊丹-松山
広島西-宮崎
広島西-鹿児島
鹿児島-岡山
鹿児島-高松
沖縄(那覇)-松山
札幌-出雲
札幌-徳島
札幌-釧路
札幌-函館
丘珠-函館
丘珠-釧路
函館-旭川
函館-釧路
函館-奥尻
※小牧-新潟・高知・熊本線は撤退
※広島西飛行場は2012年11月15日に廃港
※札幌-出雲・徳島線は季節運航
※札幌-函館線は季節運航
※丘珠と奥尻線は撤退
※札幌-釧路、札幌-函館、丘珠-函館、丘珠-釧路、函館-旭川、函館-釧路、函館-奥尻線はHAC持株比率引下げによりJALグループ対象外