ピーチ、Airspace仕様のエアバスA320neoを運航開始
ユナイテッド航空は、グアムを拠点に運航しているボーイング737-800型機を、4月30日から新型のボーイング737-8型機に順次置き換えると発表した。12月末までに全10機を導入する計画だ。
737-8型機は、北米地区では2021年6月から導入している機材。グアム地区に投入するのは、北米地区で運航していた機体を改修したもので、主な変更点はビジネスクラスの座席配列だ。あわせて、離島間の医療搬送に対応するため、エコノミークラス前方にはストレッチャーを設置できるようにしている。
ユナイテッド航空のアジア太平洋地区空港オペレーション担当マネージング・ディレクターのサム・シノハラ氏によると、グアム地区の機材の刷新は10年以上前から検討を進めており、2021年に737-8型機の導入を決めた。3月時点では、機体記号「N17302」と「N27304」の2機がグアム地区に移管されており、4月30日の正式投入開始を前に一部路線で試験的に運航している。現時点で改修を終えているのはN27304のみで、N17302も今後改修する予定だという。
今回、グアム発東京/羽田行きのUA849便に投入されたN27304に搭乗することができたので、グアムで開かれたお披露目イベントでの写真と合わせて機内をレポートしたい。
※従来の737-800型機の機内レポートはこちら
改修済みの客室は2クラス制で、ビジネスクラスが「2-2」配列で14席、エコノミークラスが「3-3」配列で150席の計164席。従来の737-800型機や北米地区向けの737-8型機は、ビジネスクラス16席、エコノミークラス150席の計166席仕様だが、グアム向けの改修機では客室の一部にクルーレストを設けたため、ビジネスクラスが2席減った。
ビジネスクラスのキャビンは、機種側から見て右側(A・B側)が3列、左側(E・F側)が4列の変則配列。シートは米国国内線のファーストクラス「ユナイテッド・ファースト」と同一仕様だ。レッグレストやフットレストはないが、大きなテーブルでPC作業も快適だ。なお、3A・3Bがクルーレストを兼ねており、他の座席とは仕様が異なる。シートピッチは93センチ(3A・3Bのみ144センチ)、座席幅は51センチ。
エコノミークラスは7〜38列目(一部の列は欠番)で、20・21列目が非常口座席。このうち前方9列分は、通常よりもシートピッチが広い「ユナイテッド・エコノミープラス」となっている。ユナイテッド・エコノミープラスはシートピッチ83〜96センチ、座席幅が45センチ。エコノミークラスはシートピッチ76センチ、座席幅が42.16〜45.21センチ。最後列となる38列目はリクライニング角度に制限があるため、普段最後列を好んで指定する人(筆者がそう)は要注意だ。
ビジネスクラス、エコノミークラスとも、ヘッドレストの両端を内側に折り曲げることができ、頭をしっかりホールドできるのはうれしいポイント。
機内で大きく変わった点の一つが、機内エンターテインメントシステム(IFE)だ。従来の737-800型機では、テレビ番組のように常時再生されているコンテンツにチャンネルを合わせる方式で、ある意味レトロ感を漂わせる仕様だった。一方、737-8型機ではオンデマンド方式となり、映画やテレビ番組などを好きなタイミングで再生・一時停止できるようになった。
個人用モニターは737-800型機より大型化し、ビジネスクラスが13インチHD、エコノミークラスが10インチHD。Bluetoothによるワイヤレスイヤホン接続にも対応した。
このほか、エコノミークラスを含む全席(一部除く)にUSB電源を備え、機内Wi-Fiも利用できる。現時点では、LINEやWhatsAppなどメッセージアプリのみを利用できるプランは無料で、通常の接続プランは1フライトあたり10米ドルの有料。なお、ユナイテッド航空は2027年末までに全機材にStarlinkを導入する計画で、マイレージプラス会員は無料で利用できるようになる。
4月30日のグアム発東京/成田行きから正式投入が始まる737-8型機。ユナイテッド航空は、グアム地区の機材と乗員を活用して東京/成田からサイパン・セブ・ウランバートル・高雄・コロール線を運航しており、同日から東京/成田〜ウランバートル線、5月2日から東京/成田〜コロール線にも737-8型機が投入される。今後、グアム地区の機材で運航する東京/成田発着便は8月下旬までに、東京/羽田・名古屋/中部・大阪/関西〜グアム線を含むその他の便は12月末までに、全て新型機に置き換わる見通しだ。(以下、写真21枚)