カタール航空、貨物輸送や帰国者支援継続 客室乗務員の乗務パターン見直しも

カタール航空(エアバスA350-1000型機)

カタール航空は、貨物輸送や帰国者の支援を継続する。

各国政府と協力して運航を継続しており、ドイツやイギリス、フランスなどの政府から謝意を受けていることを明らかにした。茂木敏充外務大臣も、カタールのムハンマド・アル・サーニー副首相兼外務大臣に対して、運航継続を求めている

一方で、新型コロナウイルスの感染が拡大する国や地域への運航を見合わせる。4月1日からニューヨーク/ジョン・F・ケネディ、4月4日からマドリード、4月5日からバルセロナへの運航を停止している。

客室乗務員は、感染の可能性を最小限に抑えるためのトレーニングを受け、出発と到着前に体温検査を行う。マスクと手袋の着用を許可している。乗客や客室乗務員がフライト中に感染症状を示した場合には隔離する。

また、客室乗務員の乗務パターンも見直す。短中距離線には2つのグループを派遣し、往路と復路で乗務を分ける。長距離便の客室乗務員は、カタール航空が承認した交通機関でのみに移動を制限し、ホテルの部屋に留まるよう求められる。

乗客には、他の乗客とできるだけ離れることができる席を確保する。また、9月30日までの出発分を対象に、日程変更や1年間有効なトラベルバウチャーへの交換、払い戻しのオプションも提供している。