エアバス、ベルーガ XLの型式証明をEASAから取得

エアバスは、フランス現地時間11月13日、ベルーガ XLが欧州航空安全庁(EASA)より、型式証明を取得したことを発表した。

ベルーガ XLは、航空機部品を輸送する貨物輸送機で、全長63.1メートル、全幅60.3メートル、全高18.9メートル。現在運航しているベルーガ STと比べて、長さが7メートル、幅が1メートル長く、30%輸送能力が増大する。これにより、エアバスA350型機の主翼を、これまでは1回の飛行につき1枚しか運べなかったものが、2枚同時に運ぶことができるようになる。

ベルーガ XLは、2014年11月にローンチ。エアバスA330-200F貨物専用機をベースに、部品や装備機器を大幅に再利用している。エンジンはロールス・ロイス製のTrent 700を装備している。これまでに飛行テストを200回以上行い、700時間以上を飛行している。2019年から2023年までに6機を製造し、ベルーガ STと置き換えを進める。