ANA、全席モニター付き新シート搭載機を東京/羽田〜福岡線に投入 11月中に

全日本空輸(ANA)は、新シートを搭載したボーイング777-200型機を、東京/羽田〜福岡線をはじめとした幹線に11月にも投入する。

ANAでは、国内線のボーイング777-200型機8機とボーイング787-8型機11機の計19機を対象に、今秋から2022年度上期にかけて、パーソナルモニター付きの新シートを導入する。

プレミアムクラスのシートはSAFRAN製で、電動リクライニング機能や15インチのタッチパネル式パーソナルモニターを装備する。90度に回転する大型テーブルや収納式サイドテーブル、座席横にはペットボトルなどを収納できる小物入れを設置する。隣席との間には大型ディバイダーを設置し、プライバシーにも配慮する。

普通席のシートはトヨタ紡織と共同開発し、11.6インチのタッチパネル式パーソナルモニターを装備する。トヨタ紡織のシートは、国内線用ボーイング767-300型機6機で採用されている。背もたれのフレーム形状の最適化やカップホルダーの形状改善、テーブルやアームレストの高さや角度の設計など、身長や体格差にとらわれず、快適に利用できる工夫を凝らした。

いずれもパーソナルモニターのほか、USB電源とAC電源を備える。パーソナルモニターでは、ビデオ番組やオーディオ番組、電子書籍など約190コンテンツを楽しむことができる。

シートの刷新に合わせて、プレミアムクラスを増席する。座席数は、ボーイング777-200型機はプレミアムクラス21席と普通席384席の計405席から、プレミアムクラス28席、普通席364席の計392席へと変更する。ボーイング787-8型機はプレミアムクラス12席、普通席323席の計335席から、プレミアムクラス28席、普通席284席の計312席へと変更する。

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