カンタス航空、エアバスA380型機改修初号機をシドニーで公開

カンタス航空は、エアバスA380型機の改装初号機(機体記号:VH-OQK)を、シドニーでお披露目した。

カンタス航空は、2019年第2四半期から、12機のエアバスA380型機を改装することを、2017年8月に発表していた。2階席の「ドア3」を機能させないことで座席を増加させることができる、エアバスA380型機向けの客室オプションである、「A380 Cabin-Flex(キャビン・フレックス)」を初めて採用した。2020年末までに残り11機の改修を終える見込み。

ファーストクラスにはクッション仕上げの新シートを搭載し、大型モニターを設置した。ビジネスクラスには「カンタス・ビジネススイート」を導入し、全席を通路にアクセスできるようにした。新たにプレミアムエコノミークラスを設置し、60席を設けている。エコノミークラスも内装を一新し、機内エンターテインメントを拡充した。機内ラウンジも最大10人が着席できるよう、スペースを拡大している。

これにより、ファーストクラス14席、ビジネスクラス70席、プレミアムエコノミークラス60席、エコノミークラス30席の計485席を配置することになる。座席数は従来より1席増え、上級クラスの座席は27%増加することになる。

11月には、Martin Grantがデザインしたファーストクラス専用の新パジャマ、バンブー コットンの靴下とオーストラリアブランドLaGaia Uneditedのハーブの香りのフェイシャルミストと保湿クリーム、リップクリームなどのスキンケア製品を含む新しいアメニティキットを導入する。

エアバスA380型機のアッパーデッキのラウンジで提供する軽食メニューは、ニール・ペリー氏とRockpool Dining Groupが開発した。