IATA、入国拒否された旅客の費用負担で各国政府に見直しを要請
日本航空(JAL)は、2027年3月期の中間決算(2026年4月〜9月)を発表した。純利益は390億6,600万円(前年同期比42.2%減)となった。
売上収益が1兆989億円(前年同期比11.7%増)、財務・法人所得税前利益(EBIT)が701億円(同36.0%減)となった。営業費用は1兆382億円(同16.5%増)。このうち燃油費は2,856億円(同47.4%増)と大幅に増加した。中東情勢の緊迫化に伴う燃油価格の高騰と、円安基調がコストを押し上げた。
一方、国際線はインバウンド需要、日本発のビジネス需要、AI・半導体関連需要が継続したことに加え、燃油サーチャージの引き上げやレベニューマネジメントが奏功し、単価が大きく上昇した。国内線も高需要期の旅客の取り込みと柔軟なレベニューマネジメントにより単価を伸ばした。
セグメント別では、フルサービスキャリア事業の売上収益が8,849億円(同14.2%増)、EBITが416億円(同45.3%減)。国際線収入は5,344億円(同20.6%増)で、旅客収入が4,266億円(同16.0%増)、貨物郵便収入が1,069億円(同43.7%増)。国内線収入は3,374億円(同5.8%増)だった。
輸送実績は、国際線の有償旅客数が386万3,532人(同3.1%減)、有償座席利用率が82.8%(同2.7ポイント減)。国内線の有償旅客数は1,869万8,333人(同2.2%減)、有償座席利用率は82.8%(同0.2ポイント減)となった。
LCC事業は売上収益が658億円(同11.4%増)、EBITが18億円(同73.0%減)。ZIPAIR Tokyoの有償旅客数は71万451人(同5.3%増)、有償座席利用率は87.8%(同14.2ポイント増)。スプリング・ジャパンの有償旅客数は45万2,503人(同21.6%減)、有償座席利用率は86.2%(同3.0ポイント減)だった。
マイル/金融・コマース事業は売上収益が1,216億円(同12.7%増)、EBITが222億円(同5.4%増)と増益を確保し、グループ全体の黒字を支えた。JALカードの取扱高の伸長に加え、Capital OneやBilt Rewardsなど海外金融事業者との提携拡大により、非航空領域でのマイル発行数が増加した。
中間期末の総資産は3兆3,176億円で、前期末比1,188億円の増加。資本は1兆5,431億円で、社債型種類株式の発行などにより同2,084億円増加した。親会社所有者帰属持分比率は45.1%となった。現金及び現金同等物は1兆341億円。
通期業績予想は、売上収益2兆950億円(前期比4.1%増)、EBIT1,800億円(同17.4%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益1,100億円(同20.1%減)を据え置いた。
中間配当は普通株式1株あたり48円、第1回社債型種類株式1株あたり131円50銭とすることを決議した。