東海道・山陽新幹線「のぞみ」「みずほ」、指定席特急料金とグリーン料金を値上げ

東海道新幹線 N700A

JR東海とJR西日本は、東海道・山陽新幹線について、「のぞみ」「みずほ」の普通車指定席とグリーン車に適用する指定席特急料金と、全列車のグリーン車に適用するグリーン料金を改定する。

「のぞみ」「みずほ」の指定席特急料金は2027年7月1日購入分から改定する。主な区間の発売額(通常期、大人片道1名、普通車指定席利用時の運賃・料金の合算額)は、東京〜名古屋駅間がら11,880円(580円増)、東京〜新大阪駅間が15,420円(700円増)、東京〜岡山駅間が18,530円(760円増)、東京〜広島駅間が20,620円(860円増)、新大阪〜広島駅間が11,210円(260円増)、新大阪〜博多駅間が16,300円(280円増)。

両社は、所要時間の短縮や運転本数の増加などサービス向上に努めてきた一方、インフレに伴い安全性やサービスを維持・向上させるためのコストが上昇していると説明している。普通車自由席の特急料金は改定しない。

グリーン料金は2027年12月15日乗車分から改定する。主な区間の発売額は、東京〜名古屋駅間が18,050円(3,090円増)、東京〜新大阪駅間が23,290円(3,700円増)、東京〜広島駅間が32,390円(5,370円増)、新大阪〜博多駅間が26,170円(4,080円増)。

これまで、消費税率改定に伴うものを除き据え置いてきたが、座席の整備や乗り心地の向上、専用待合室の新設などのサービス向上を踏まえて改定する。2027年12月15日以降順次、8・9号車に「多機能アームレスト座席」、10号車に「パーティション座席」を整備する。各座席にはクッション材と肘掛収納式の大型テーブルを導入し、リクライニング可能角度を123度から116度に調整、跳ね上げ式フットレストで足元スペースを拡大する。対象はN700AとN700Sの8〜10号車。

このほか、N700Sの9号車にパウダーコーナーを新設し、7〜10号車ではフルアクティブダンパの制御改良によりすれ違い時の揺れを約10%低減する。10月26日以降は、無料Wi-Fi「S Wi-Fi for Biz」を9・10号車にも導入し、5G対応の透明ガラスアンテナを8〜10号車に搭載する。トイレの設備も充実させる。

また、「のぞみ」停車駅の改札内に、Supreme Classとグリーン車利用者専用の待合室を設置する。品川、新横浜、京都、小倉、博多の各駅が2027年12月15日、東京駅と新大阪駅が2028年度、名古屋駅が2029年度、広島駅が2028年度以降(時期未定)。無料のソフトドリンクやWi-Fi、席ごとのコンセントを備え、係員が常駐する。

Supreme Class Cabinの発売額も、それぞれの料金改定に合わせて改定する。2027年度中に導入予定のSupreme Class Seatの発売額は、Supreme Class Cabin(10号車)と同額とし、サービス開始は2027年12月15日以降を予定している。