ANA、国際線ビジネスクラスへの入札アップグレード開始 韓国・香港線で
エアアジア・グループは、資金調達活動と機材戦略に関する報道を受け、見解を公表した。
同社が計画している最大10億米ドルを国際債券市場、7億マレーシア・リンギットの国内与信枠で調達する計画は、主に債務の再編・借り換えと財務基盤の統合を目的としたもので、運転資金の不足を補うためではないと説明した。今年3月には約3億米ドルの調達に成功しており、債務の返済期限延長と元本の圧縮を進めている。
資金調達の主な狙いは、複数の既存の借入を統合し、より低コストで返済期限の長い債務構造に切り替えることだという。コロナ禍で発生した高コストの債務を借り換えることで、年間の利払い負担を軽減する。
ファルーク・カマル グループ副最高経営責任者(CEO)は、「銀行や金融機関との関係を活用し、パンデミック期の高金利債務を長期の借入に置き換えていく。資本構成を最適化し、利息費用を抑え、持続可能な成長への移行に向けて財務の柔軟性を高める」とコメントした。
燃料価格の変動への対応としては、第2四半期に運賃調整と燃料以外の経費削減により燃料価格上昇分の70%を吸収した。グループ全体で燃料ヘッジを拡大しており、タイ・エアアジアでは第3四半期の燃料消費量の13%を、1バレル89米ドルでヘッジしている。
第3四半期に供給量を20〜25%調整した点については、季節的な旅行需要に合わせた運航戦略だと説明。第3四半期は地域の航空需要が最も少ない時期にあたり、第4四半期には需要のピークに合わせて供給を戻すとしている。
長距離・短距離事業の統合により、機材配置の最適化も進めている。クアラルンプール〜ソウル/仁川線ではエアバスA330型機からエアバスA321neoに機材を変更するほか、クアラルンプール〜シドニー・デリー線を一時運休する。同社は機材の稼働率よりも路線ごとの収益性を優先するとしている。
また、燃費効率の低い旧型機25機を有利な条件で返却した。2028年以降の新機材の受領を控え、固定的なリース負担を解消し、燃料以外のコストを削減する。