エンブラエル、20年間で8,500機のリージョナル機需要 2026年市場見通し発表

エンブラエルは、150席以下の民間商用機の20年間の市場見通しを明らかにした。イギリス・ロンドン郊外で開催される、ファンボロー・エアショーを前に発表した。

世界の旅客交通量は、有償旅客キロ(RPK/Revenue Passenger Kilometers)ベースで、年間3.7%の成長を予測している。年間成長率は中国が5.2%とトップで、次いで中東、アフリカ、ラテンアメリカ・カリブ海、アジア太平洋、欧州、北米の順となった。2045年のRPKベースのシェアは、アジア太平洋と中国が合わせて40%、ヨーロッパと北米が合わせて37%と予測している。

150席以下の新造機に対する需要は、2045年までに8,500機、市場規模は6,500億米ドルを見込んでいる。納入数地域別シェアは北米が2,670機(31%)、欧州・CISが1,870機(22%)、中国が1,470機(17%)、アジア太平洋が1,050機(13%)、ラテンアメリカが740機(9%)、アフリカが370機(4%)、中東が330機(4%)となる。

日本が含まれるアジア太平洋では、150席以下の旅客機は、2025年時点で785機が運航されており、2044年までに4倍以上の2,560機にまで拡大すると予測している。

アルヤン・マイジャー商用航空事業部長兼CEOは、人、資本、商品の移動方法の再編成が将来の航空旅客流動に影響を与えると指摘。先端製造業クラスターと地域バリューチェーンの拡大により、新興経済の中心地を結ぶ効率的で高頻度のリンク需要が生じていると述べた。また消費者嗜好の変化、特に観光において、より小規模市場への接続性強化の必要性が150席以下の航空機に対する需要を促進していると述べた。

エンブラエルは、航空会社は多くの目的地へ路線を拡大するにつて、需給バランスを一致させるために適切なサイズの機体を必要とするとしており、150席クラスの機体は収益性の高い成長、地域間の接続性の強化、強靭な航空ネットワークの構築で重要な役割を果たすと強調した。