JTB、中東3空港経由と危険レベル2以上の国へのツアーを8月7日出発分まで催行中止
エイチ・アイ・エス(HIS)は、2026年夏休み期間(7月17日~8月31日)とシルバーウィーク(9月18日~23日)の予約状況から旅行動向をまとめた。
海外旅行予約者数は、夏休みが前年比5.8%減と下回ったものの、シルバーウィークの需要が伸び、両期間合計で同2.5%増となった。平均単価は同12%増の229,300円。燃油サーチャージ、国際観光旅客税の値上がりが影響しているとみられる。
国内旅行予約者数は、夏休みが同4.2%減、シルバーウィークをあわせると同1.7%減だった。平均単価は同0.4%増の91,400円とほぼ前年並みに落ち着いている。
海外旅行では夏休み期間、オセアニア地域が同14.6%増と好調。特にオーストラリアの人気が高く、ケアンズ(同15.9%増)、シドニー(同25.1%増)、ブリスベン(同31.9%増)などの主要都市が軒並み前年を上回った。背景には歴史的な円安や燃油サーチャージ高騰の影響があり、LCCなど燃油サーチャージ負担を抑えられる航空会社が就航する都市へのシフトが顕著。シンガポール(前年比22.8%増)、ダナン(同25.6%増)、ハノイ(同36.9%増)、ホーチミン(同26.9%増)といった東南アジア地域への予約も急増している。
シルバーウィークは5連休の効果もあり、アジア主要都市や近郊リゾートへの渡航が大きく伸長。ソウル、台北が引き続き上位を占める中、シンガポール(同191.9%増)とバンコク(同495%増)の予約者数が急激に伸びている。例年の短い休みでは行きづらかった中距離エリアが5連休の恩恵を受けた結果とみられる。LCC路線が充実している都市の人気が高く、航空券代を抑えホテルや食事、アクティビティに充てるコストパフォーマンス重視の旅行スタイルが定着していることが伺える。
国内旅行は沖縄県、北海道が引き続き全体を牽引する一方、長崎県、鹿児島県、福岡県、大分県といった九州方面が軒並み上位にランクイン。ダイナミックパッケージを中心に予約を大きく伸ばしている。大阪府は昨年の関西万博開催による反動減で順位を下げた。
国内旅行の予約時期では「5月」「6月」が最も多いものの、全体における予約シェアは前年同月と比較して減少。1月~4月にかけての予約シェアが前年比で一貫して増加する傾向が見られた。物価高やダイナミックプライシングの浸透により、「出発日が直前になるほど旅費が高騰する傾向」が認知され、予約の早期化が定着しつつあると分析している。