ヒルトン東京お台場、初の全館改装を実施 ラウンジ移設拡張

ヒルトン東京お台場は、初の大規模改装工事を2月から実施する。

ロビー、客室、レストラン、宴会場などのホテル全体が改装の対象で、空間デザインには東京らしい洗練された表現を追求し、目の前に広がる都会の情景をより際立たせる設計を採用した。総工費は108億円。

客室はプライベート感を重視し、プライベートガーデンにジェットバスを備えたスイートルームは、室内のリニューアルに加え、屋外のテラス空間も刷新する。都心のラグジュアリーホテル水準のクオリティに引き上げ、エクゼクティブルームを増室する。

エグゼクティブラウンジも東京湾とレインボーブリッジを望む、広さ380平方メートルの空間に拡張する。エグゼクティブルーム増室後のキャパシティ不足に対応し、移転する。ライブキッチンを備えるほか、多様な座席レイアウトを設け、会議や商談に対応できる個室エリアも設けた。

期間は2月4日から約2年間で、2月1日から28日まで全館休館する。3月以降は営業を継続し、改装が完了したエリアから順次オープンする。

すでに、3月には最大の宴会場「ペガサス」に、国内のホテルで最大級の常設LEDスクリーンを新設することを明らかにしている。幅21.6メートル、高さ4.05メートルの865インチ相当で、4Kにも対応する。LEDパネル3台を連結し、最大3画面の同時表示も可能となる。

ヒルトン東京お台場は、地上14階・地下1階建て。1996年1月に建築された。旧ホテル日航東京で、2015年10月にヒルトンにリブランドした。客室数は453室。ジャパン・ホテル・リート投資法人が保有し、東京ヒューマニアエンタプライズに賃借している。

ジャパン・ホテル・リートは当初、2019年の取得時に全館改装を計画していたものの、新型コロナウイルスの影響で延期していた。東京の宿泊需要は成長が見込まれる一方で、フルサービスホテルの新規供給は限定的であることから、高クオリティの改装によって平均客室販売単価の大幅な引き上げを見込んでいる。

ジャパン・ホテル・リート投資法人は、改装費用の大部分を新規借り入れで調達し、残額は手元資金を利用する。負ののれんの活用によって、改装中の売り止めなどによる分配金への影響を抑える。