りんかい線、開業以来の新型車両「71-000形」10月1日運行開始 東京テレポート駅で出発式

りんかい線 71-000形

東京臨海高速鉄道は、約30年ぶりとなる新型車両「71-000形」の営業運転を10月1日から開始する。

初運用は東京テレポート駅午後4時7分発、新木場行き。営業運転開始にあたり、午後3時20分頃から東京テレポート駅の改札内コンコースとホームの10号車付近で出発式を開き、テープカットや駅長による出発合図を行う。一般客の観覧も可能だが、一部区域では立ち入りが制限される。

りんかい線 71-000形

71-000形は、1996年3月のりんかい線開業当初から使用している70-000形を置き換える車両。2027年度上期までに全8編成80両の導入を完了する。総合車両製作所(J-TREC)のオールステンレス鉄道車両ブランド「sustina」を採用し、前面デザインは70-000形の丸みのある形状を継承。カラーリングは「優しい微笑み」をイメージして海や波のおおらかさを取り入れた。座席幅は一席あたり10ミリ拡大。ドア上部に2画面の液晶ディスプレイを設置し、乗換案内や運行情報、駅設備案内などの情報を提供する。また、防犯カメラを全車両に搭載し、通話式の非常通報装置を各車両に4台設置するなど、セキュリティ強化が図られている。