国土交通省、東京~熱海駅間の幹在別線扱いを認可 JR東日本に対し

JR東日本 東海道線 E233系

国土交通省関東運輸局は、JR東日本に対し、2026年3月に運賃改定を実施することに伴い、現在運賃計算上同じ扱いとなっている東海道線(東京~熱海駅間)とJR東海の東海道新幹線を、同時期から別の取り扱いとする申請を、9月26日付で認可した。

JR東海は同時期に運賃改定を実施しないため、東京~熱海駅間では、東海道線と東海道新幹線のどちらを利用するかによって異なる場合がある。

東京付近の特定区間(いわゆる第70条区間、図中太線区間)では、通過する場合の普通旅客運賃・料金を最も短い経路で計算することにしているが、東海道新幹線の東京~品川駅間を除外する。

東京都区内・東京山手線内発着となるきっぷの運賃計算について、東京駅を起点または終点とした営業キロなどで計算しているが、東海道線と東海道新幹線で別の取り扱いをすることに伴い、東京~品川駅間の経路を適切に計算できるように計算方法を変更する。

JR東日本は、この認可により、同社線の運賃改定後の計算方法が確定したことになる。同日から「改定後運賃検索サイト」を公開している。