東急3000系リニューアル車両、10月2日運行開始

東急電鉄は、目黒線などで運行している3000系をリニューアルし、10月2日から運行を開始する。

3000系は、目黒線と東京メトロ南北線・都営三田線との相互直通運転に向けて1999年4月に登場した車両。導入から20年以上が経過していることから、8両編成13本の計104両を対象にリフレッシュ工事を実施する。

新たな外観デザインは社内公募で選定し、2020系シリーズの車両デザインを手がけた丹青社が監修。2020系シリーズと同様、コンセプトカラーの「INCUBATION WHITE」(美しい時代へ孵化する色)を基調に、正面下部や側面に路線カラーをイメージしたグラデーションのラインを取り入れた。また、車両正面は車両が微笑んでいるようなイメージで、柔らかく親しみやすい雰囲気を持たせた。

内装も壁、床、座席のデザインを一新。東急線沿線の風景をイメージした落ち着きのある色合いに変更し、フリースペースを増設する。

東急電鉄はこのほか、東横線・東急新横浜線の5050系(8両編成23本)、田園都市線の5000系(10両編成18本)についても順次リニューアルを実施する計画。