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道後温泉の老舗旅館・大和屋本店、マルハンが子会社通じ取得
マルハンは、子会社のKITAI resortを通じ、大和屋本店旅館の全株式を9月30日付けで取得した。
4月24日には大和屋別荘の全株式を取得しており、両社が運営する大和屋本店、大和屋別荘の2軒の老舗旅館を取得したことになる。買収後にも役員は続投し、両社の経営灯籠を進める。
大和屋本店は1868年に創業。当初は和紙の原料である楮ミツマタの仲買を営んでいたものの、明治になり販路を全国に拡大するため、取引先の宿泊場所を提供するべく、道後温泉本館北側に4部屋の木造旅館を構えた。その後、宿泊業が種となり、1926年に鉄筋4階建ての洋館を建設し、洋館を大和屋本店、木造旅館を大和屋支店としていた。海軍療養所として一時接収されたものの、1946年に営業を再開。団体旅行が中心になると、対応するために増築を重ね、大型旅館となった。1996年には建て替えを行った。客室数は90室。