エティハド航空、パリへエアバスA380型機の運航再開
エンブラエル、Eジェットのアップグレードと性能向上
エンブラエルは、民間航空機3機種のアップグレードと性能向上を、ファンボローエアショーで発表した。
エンブラエルE175型機は、大型手荷物棚を導入することで従来の2倍の容量となるほか、ムード照明とレカロ製座席を導入し、E2型機と同様になる。衛星接続はKuバンドとKaバンドに対応し、2026年までに後付けで利用できる。乱気流の検知やウインドシアの予測といった次世代の気象やデータ・アビオニクスに対応し、E2型機の機能に合わせてアップグレードし、2026年第2四半期までに利用を可能とする。
エンブラエルE195-E2型機は、競合機より12.5%燃費を向上させる。従来より2.5%改善し、100万米ドルの節約が可能となる。さらに航続距離を2,600海里から3,000海里へと向上させた。最大離陸重量が62,500キロとなったことに伴うもの。また、エンジンの改良により劣化が抑えられ、滞空時間が10%増える。これにより15年間で50万米ドルのコスト削減が可能となる。客室の最適化によって、最大146席の範囲で4席の増席も可能となり、15年間で1機あたり450万米ドルの追加収入が得られる。
E2型機では自動離陸システムにより、運航が困難な空港からの航続距離も伸びる。ロンドン・シティ空港からの航続距離は350海里延長される。
これらのコスト削減と追加収益により、15年間で1機あたり600万米ドルの価値向上が見込めるとしている。