東京〜越後湯沢の新幹線往復が実質2,700円に JR SKISKIの日帰り商品が安すぎた話

JR東日本が展開する冬の恒例キャンペーンに、「JR SKISKI」がある。「ぜんぶ雪のせいだ。」に代表される“雪”にまつわるキャッチコピーと、ヒロイン役のキャスティングには毎年注目が集まるが、読者の皆さんはこのキャンペーンの商品を実際に利用したことはあるだろうか。

JR SKISKI 2023-2024

▲2023〜2024シーズンのヒロインには女優の桜田ひよりさんが抜擢

かく言う筆者も、ウィンタースポーツ自体は幼少期からやってきたものの、JR SKISKI商品は利用したことがなかった。そもそもここ数年は友人とスケジュールがなかなか合わなかったりと、ゲレンデ自体ご無沙汰。ようやく今シーズンになってスキー場に行ける見通しが立ち、様々な旅行商品を調べていたところ、JR SKISKIのダイナミックレールパックがとんでもなくお得だと知った次第である。

東京〜越後湯沢駅間が往復2,700円?

▲びゅうトラベルのJR SKISKI特集ページ

JR SKISKIといえば新潟・湯沢町のガーラ湯沢スキー場。上越新幹線のガーラ湯沢駅直結という利便性を最大のウリにしたJR東日本系列のゲレンデで、新幹線往復とリフト1日券のセットが10,100円となっている(ただし平日限定)。レンタルセット料金(1日6,500円)を含めて、計16,600円あれば手ぶらで新潟に日帰りスキーに行けるのだ。

ちなみに、東京〜ガーラ湯沢駅間は通常片道6,690円(自由席利用)、往復13,380円。なんと単純に往復するだけで元が取れてしまう。「お先にトクだ値(30%引き)」でも往復9,800円なので、リフト券代を考慮すればJR SKISKI商品に軍配が上がる。

さらに安いのが、同じく湯沢町の神立スノーリゾート。東京〜越後湯沢駅間の新幹線往復と、リフト1日券のセットでなんと8,400円から(こちらも平日限定)。同リゾートのリフト1日券の通常料金は5,700円なので、新幹線が実質2,700円ということになる。同区間は往復通常12,520円。何をどうしたらこの価格設定になったのか不思議なくらいである。ちなみに、レンタルセット付きプランでも11,500円と格安だ。

しかもこの商品は当日まで購入できる(レンタルセット付きプランは出発前日の午後11時40分まで)。「突然明日休みが取れたから行ってみよう」「今日は天気が悪いからやっぱりやめよう」といったことが可能なのだ。

ということで2月中旬の平日、この商品で神立スノーリゾートに行ってみることにした。

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