りんかい線、新型車両71-000形導入へ 2025年度下期デビュー

りんかい線 71-000形

東京臨海高速鉄道は、新型車両「71-000形」を2025年度下期から導入すると発表した。1996年3月のりんかい線開業から約30年にわたって使用している70-000形を置き換える車両で、2027年度上期までに全8編成80両の導入を完了する。

外観デザインは70-000形の丸みのある形状を継承。前面のカラーリングは「優しい微笑み」をイメージしている。側面には、エメラルドブルーのグラデーションで東京湾ウォーターフロントの水辺の空間を表現した横帯を、ホームドアの高さを考慮して車両腰部から上部にかけて配置した。

りんかい線 71-000形

内装はホワイトを基調にグレーやネイビーでまとめながら、木目柄の妻面など70-000形の面影も残している。一般座席はグレーとブルーを基調としたブロック柄、優先席はピンクを基調とした色として、落ち着いた印象を持たせた。

座席幅は一人あたり10ミリ拡大。袖仕切りは大型化しつつ、ガラス素材を採用して開放感を高めめた。ドア上部には2画面の液晶ディスプレイを設置し、乗換案内や運行情報、駅設備案内などの情報を提供する。

また、全車両にフリースペースを設置。防犯カメラを全車両に搭載するほか、通話式の非常通報装置を各車両に4台設置し、セキュリティの強化を図る。