JALのエアバスA350-1000型機、仏トゥールーズで初飛行 年内就航へ

エアバスは、日本航空(JAL)に引き渡しを予定しているエアバスA350-1000型機を、現地時間10月23日にフランス・トゥールーズで初飛行した。

飛行情報を提供するRadarboxによると、同日午後0時41分にトゥールーズを出発し、午後4時50分に到着した。

機内はファーストクラスが6席、ビジネスクラス54席、プレミアムエコノミークラス24席、エコノミークラス155席の計239席仕様となっている。年内にも、東京/羽田〜ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ線への投入を開始する。

ファーストクラスは「1-1-1」配列、ビジネスクラスは「1-2-1」配列でいずれも扉付きの座席となる。世界初となるヘッドフォン不要のヘッドレスト内蔵スピーカーを導入した。プレミアムエコノミークラスは「2-4-2」配列で、クラスとして世界初の電動リクライニングを搭載。エコノミークラスは「3-3-3」配列となる。全クラスに4Kモニターを設置し、Bluetoothでワイヤレスイヤホンと接続し、機内エンターテインメントを楽しめる。

エアバスA350-1000型機は、エアバスA350型機として最長胴の機体。標準的な3クラス構成では350〜410席を配置できる。炭素繊維などの最先端素材を使用することで軽量化し、燃料消費量は競合機より25%少ないという。