エア・ベルギー、旅客事業から撤退

エア・ベルギー(エアバスA330-900neo)

エア・ベルギーは、貨物事業や旅客・貨物便のリース事業に特化する。

新型コロナウイルスやロシア・ウクライナ戦争、原油価格の高騰、インフレなどに伴うもので、競争激化や慢性的な採算割れとなっている旅客事業は廃止する。更生手続きの開始を裁判所に申請し、債務を再編する。

3月には、不採算路線となっていたカリブ海や西インド諸島などへの運航を取りやめた。4月以降は、南アフリカとモーリシャスへの運航に集約し、余剰能力をチャーター便などの運航に充てていた。旅客便は10月3日までは運航し、それ以降はキャンセルし、払い戻しを優先的に行う。

エア・ベルギーは、2016年に設立し、2018年に運航を開始。2021年には貨物機を導入し、貨物便の運航を開始していた。