カンタスグループ、アラン・ジョイスCEOの退任前倒し

カンタス航空

カンタスグループは、アラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)が、2か月前倒して退任すると発表した。

9月6日付で、バネッサ・ハドソン最高財務責任者(CFO)がマネージング・ディレクター兼グループCEO、ロブ・マルコリーナ氏がグループCFOに就任する。当初は11月の就任を予定していたものの、この数週間で発覚した不祥事に伴い、経営体制の刷新を最優先で進めることを理由としている。

オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は、カンタス航空が運航しないことを決定した数千便の航空券の販売を継続し、顧客に損害を与えたことから、オーストラリア連邦裁判所へ提訴したことを明らかにしている

バネッサ・ハドソン氏は、1994年にカンタスグループに入社。最高顧客責任者(CCO)、南北アメリカやニュージーランドの統括シニアヴァイスプレジデントなどを務めた。過去5年間では、国内線のジェット機の更新機材の選定を主導したほか、コロナ禍での財務も担当していた。

詳細はこちら